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52話

「男同士だから、安大軍の視線が何を意味しているかなんて分かりきっている。要するに香媚を抱きたいってことだ!

県長様だって?こいつも結局ただのスケベ親父じゃないか?

どうやら安大彪の家の男は皆こんな調子らしい。美女を見れば即ヤリたがる。」

「さあ、まずはご夫婦に一杯。私の義姉の命を救ってくれた恩に感謝します!」

視線を戻した安大軍はグラスを掲げ、安二狗と香媚と軽く合わせて一気に飲み干した。

安二狗も一気に飲み干しながら心の中で思った。「礼なんていらねえよ。俺はすでに彼女を二回も抱いたんだからな!

セックスに感謝はいらねえぜ!」

もし今この瞬間、安大軍が安二狗の心の内を知ったら、きっと彼を秀...