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463話

「でも何はともあれ、私は心の底からあなたのお兄さんに感謝してるわ。彼は本当にヒーローよ。すごく凄いの。ベッドでの話じゃないわよ、まあ、ベッドでも確かに凄いんだけど。喧嘩も強いのよ。あの三人、彼と戦う勇気もなくて逃げ出したんだから」

姉妹二人は道中ずっと話し続け、翠雲は玲花の心理状態をすっかり把握していた。彼女は何度も玲花に深入りしないよう忠告した。そうしないと、傷つくのは必ず彼女だと。翠雲ははっきりと伝えた、安二狗の心には彼女がいない、ただ彼女とヤりたいだけだと。

しかし玲花はそれを聞きながら、心の中ではこう思っていた。二狗が自分とヤりたいと思ってくれるだけで、それで十分だと。

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