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309話

二匹の巨大な蛇が互いに体と尾を絡み合わせ、うねり続ける縄のように巻き付き合っていた。頭同士は互いに噛み合い、激しい戦いを繰り広げていた。既に双方とも傷を負い、頭から血を流していた。しかし、やや体格の大きい方の模様のある巨蛇が優勢に立っているようで、もう一方のニシキヘビの急所をしっかりと咥え、絶えず揺さぶっていた。

王俊博と趙兮はとっくに巨蛇の上にある岩の上に座り込み、恐怖で震えていた。安二狗はひどく心配していた。

幸いなことに、洞窟を出る前に、安二狗は安全のために二人を宙に浮かんだ巨岩の上に避難させていた。洞の下に毒蛇やニシキヘビが入り込んで二人を襲うことを懸念していたが、自分は状況を確認...