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2764話

「あ、そうだ、安朗も隣にいるんだわ」と突然気づいた。もし彼女がズボンを脱いだ途端に欲情している状態がバレたら、夫は絶対に機嫌を悪くするだろう。今は安二狗への期待が大きいとはいえ、安朗を失いたくはなかった。内心では彼のことをとても好きなのだ。安朗は一流大学を卒業したエリートで、顔もハンサム。二人の姉も立派な人だ。そんな家庭に、三流女優の自分が嫁いだのは、実際のところ分不相応なのだから。

「あなた、やっぱり外に出てくれない?あなたがいると、恥ずかしくて…」楊蜜儿はそう言いながら安朗を押し出そうとした。

「僕は君の夫だよ。君のどこを見たことがないっていうんだ?どこも使わせてもらったじゃないか」安...