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2753話

「出かけたわ。町に行ったって言ってたの。娟子と秀児は芝居を見に行ったのよ。今は玉蘭もいないから、劇団のことは全部娟子が仕切ってるのよ！秀児も毎日お姉さんについて芝居の勉強してるわ！だから誰もいないから、怖がらなくていいのよ」

「翠芳姉さん、誰もいないけど今は時間がないんだ。山に入らなきゃならなくて、一日だといつ戻れるか分からないんだ。また今度にしようよ」安二狗は言った。この時、彼は本当に幽情谷に入って様子を見たいという一心だった。

「じゃあ私も一緒に山に行くわ！」翠芳はためらうことなく言った。

「翠芳姉さん、それはまずいだろ！誰かに見られたらどうするんだよ。安大彪の顔も立たないじゃないか...