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2750話

「よし、安江兄貴、分かったよ。本当にありがとう。実は俺、田妮姉さんのこと好きなんだ。これからも姉さんに会いに来ることが多くなると思うけど、その時は気にしないでくれよ!今は用事があるから行かなきゃならないけど、これで決まりだな。何か手伝ってほしいことがあったら、遠慮なく言ってくれ。兄弟というのは助け合うためにいるんだからさ」と安二狗は笑いながら言った。

そして立ち上がった。安二狗が帰ろうとするのを見て、安江はまだ名残惜しそうだった。彼はどこか落胆していた。安二狗がきっと今すぐ自分の妻・田妮とやりたいだろうと思っていたのに、帰るというので内心ギャップを感じていたのだ。

「二狗兄弟、もう十時近い...