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2647話

「よし、これで行くぞ」安二狗はそう言うと、武器を手に立ち去ろうとした。

どうせ基地に着いたんだし、一度発散できたからそれほど溜まってないし、蒋英たちのところに行けばいい。

「行かないで、二狗、お願い、今夜はここに残って!まだ足りないの」彼女はそう言いながら、強く安二狗を締め付け、両手で彼の首にしがみついて離さなかった。やっと手に入れた安二狗という男神、誰もが認める男神を。彼女たちは皆、安二狗のものがどれほど凄いか知っていたが、自分に男がいるため、安二狗に可愛がられる日が来るなど想像もしていなかった。

今夜、天が与えてくれたこのチャンスを、彼女は当然しっかりと掴むつもりだった。

しかしその時...