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2597話

「大丈夫だよ、二狗。安心してくれ!自分の兄弟を山に行かせるのは俺の方だ。お前も早く戻れよ。お前自身の部隊のことだから、お前が直接対処するのが一番適切だ。だがどんなことがあっても、お前の部隊が反乱を起こしてお前がコントロールできなくなったことを外部に知られてはならない。今のところ、この情報を知っているのは俺とホフマン、アルートたち数人だけだ。幸い、みんな身内だからな」

「ありがとうございます、兄貴たち。できるだけ早く戻るよう努めます。明日、裁判が開かれて基本的な結論が出るはずです。もちろん、カルロス大統領には圧力をかけておきます。どうせ決定的な証拠は全部俺の手の中にあるんだ。彼が反対派を叩きた...