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2481話

「でもこのデブ野郎、悪い人じゃないから、途中で諦めさせるのも可哀想だな。一発ぐらい撃たせてやるか」そう思ったが、この女性のあまりの美しさと聡明さを考えると、デブに撃たせた後で自分が行くのはなんだか損な気がした。「どうして俺が気持ち良くやれるのに、デブに譲らなきゃならないんだ?男は何でも譲れても、女だけは譲れないだろう?」

これが安二狗の先ほどの心境だった。ところが一本の電話が彼を救った。彼は急に気分が良くなった。まず、この案件はアキノが言うほど難しくないことが分かった。次に、大統領の女を手に入れられる。なんて最高だ!

安二狗は自分の運がとんでもなく良いと感じた。大統領府の外をうろうろして手...