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2286話

「それは必ずしもそうとは限らない。一番重要なのは、俺は人を殺したくないし、お前らの政府に逆らおうとも思っていなかったということだ。お前らの政府が強引に迫ってきて、どうしても俺を追い詰めようとするから、安二狗は仕方なく立ち上がるしかなかったんだ。兄貴、言ってくれ!これからどうする?」

「作戦命令が下されるまでは、私もアルートも余地があると考えている。今の問題は、ホフマン将軍を説得して国防省にもう一度働きかけてもらうことだ。もちろん、私も行く。我々二人はフィリピン南部戦区の主力軍事指揮官だ。我々の意見は国防省の決定に重要な参考になるはずだ」

「兄貴、ついさっき国防省から戻ったばかりじゃないのか...