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2231話

ジオド将軍は安二狗の自信、いや、むしろ自負とも言えるその態度に疑念を抱き、少々不愉快な気分になっていた。この男は軍を全く眼中に入れていないようだ。我々はみな職業軍人なのに、本当にこの腕っぷしの強い華夏の医者にかなわないというのか?考えるだけで信じられない気持ちになる。もしこの山での匪賊討伐が安二狗の予測通りになるなら、上官としっかり話し合わなければならないだろう。

この華夏人は刺激しない方が良さそうだ、行かせてやるべきだ。だが安二狗をフィリピンから出国させることを考えると、彼はまた迷いを感じた。彼が去ったら、自分はどうなる?俺の女たちはどうなる?誰が彼女たちを抱くんだ?俺、ジオドがどれだけ惜...