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2180話

また、最も重要なことだけど、この部隊の未来、行く末について、彼は蒋英にも話したことがある。反政府軍から政府軍へと変わり、彼らに堂々とした未来を与えたいこと、ずっと山賊のままではいけないということを。

しかし、彼自身にはそれほど自信がなかった。結局のところ、フィリピン政府にそのような度量や器があるのか、彼らを受け入れられるのかどうか分からなかった。もし受け入れられなければ、山賊を続けるしかないのだが、安二狗にはこの地でずっと山の王様を続ける気はなかった。彼はすでに帰心矢のごとく、安思晴や安思雨、そして玉蘭たちのことが耐えられないほど恋しかった。

だから彼は必ず帰らなければならない。だが、これ...