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2132話

まるで北朝鮮の金正恩のようだ。彼の国の女性たちは彼を見て泣かなければ、金正恩への愛情と崇拝を表現できないとされている。ノイ夫人が昨夜感じていたのはまさにそんな感覚だったのだろう。だから目覚めた時には顔いっぱいに笑みを浮かべていた。幸福に満ちた笑顔だ。

「では安二狗兄弟、あなたは今何が言いたいのですか？」スーシーノは気まずそうに笑いながら言った。

彼ももちろん、この中華の男が女性を抱くことを好むことを知っていた。アリンの右腕左腕とも言える二人の側近侍女、アチャオとアミンまでも彼に抱かれて大きなお腹を抱えている。この件は基地内では誰もが知るところで、彼も当然耳にしていた。また安二狗の特別に逞し...