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2037話

「もし俺がアバネフの部下だったら、とっくに奴を始末してるさ。だって、あの基地じゃ俺は奴に次ぐ立場なんだからな。メルセフの部下は皆俺の言うことを聞くし、奴の女たちも皆俺の女だ。しかも全員俺の子を宿してる。サニーだけは別だけどな。まだ俺の子を宿してないからこそ、メルセフはサニーを俺につけて、いつでも種付けできるようにしてるんだ。次に戻ったときには、サニーの腹にも俺の子を宿させろって任務まで与えられてる。俺たちは約束してるんだ、奴の妻たちの腹の子は全部奴のものってな。俺は奴の種馬さ」安二狗は苦笑いしながら言った。

「え?そうなの?じゃあ、そう考えると、本当にメルセフとアバネフを統合させることも可能...