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1985話

「な、なんてサイズなの!小さな拳のよう。これが入るの?阿巧も阿敏も乙女なのに!あんな逞しいものが突き刺さって、二人は耐えられるの?痛くて死んじゃわない?下の方が裂けちゃうんじゃ…」

彼女の意識は完全に安二狗の雄々しい剛剣に奪われ、安二狗の質問にも答えるのを忘れていた。彼女の放心した様子は安二狗と桑妮、そして阿巧と阿敏の目にも明らかで、みんな口元を押さえて笑っていた。彼を殺すだって?冗談じゃない。

「阿琳さま、二狗さんがお尋ねですよ。何のために彼を探していたのですか?」阿巧は恥ずかしそうに尋ねた。

「え?あ、お父さまがあなたたち全員を山に連れてくるように言ったの。まさか二人がこの私に内緒で男...