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1860話

スーシャンと安二狗は不安な気持ちで携帯からの声を聞いていた。ついに、天は努力する者に報いてくれたのか、本当に安思晴の探るような声が聞こえてきた。「もしもし!二狗お兄ちゃん?」

何ヶ月も安思晴の声を聞いていなかった安二狗は、目から涙があふれ、すぐにスーシャンの手から電話を奪い取った。「ああ、宝物、二狗兄さんだよ。本当にお前なんだな。宝物、会いたくて死にそうだった。ごめん!本当にごめん、辛い思いをさせて。お前と小雨、それに義姉さんの玉蘭にも辛い思いをさせて、全部俺が悪いんだ。お前たちが一番俺を必要としてる時に、側にいてやれなくて、ごめん!」安二狗は感極まって声を詰まらせた。

「二狗お兄ちゃん、...