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1855話

その時、もう午前三時を回っていた。安二狗(アン・アーゴウ)はズボンすら履かずに、ヴィニヤの部屋の前に立って、ドアをノックしていた。

何度かノックしたが、返事はない。安二狗は諦めかけ、小五のアリスの部屋に行って何か機会がないか確かめようと思った。彼にとって、男勝りの女の忠告など何の価値もなかった。ヴィニヤもアリスも抱いたところで何が問題なのか?どちらも義姉なのに、なぜ抱いてはいけないという道理があるのか。それに、ヴィニヤはすでに一度関係を持ったのだから、続けるのは当然だろう!

そのとき、ドアがそっと開き、一筋の光が漏れ出した。ヴィニヤは安二狗を驚きの表情で見つめると、慌てて彼を部屋の中に引き...