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371話

「蘇陽に何かあったの？」言詩曼が急に立ち上がった。

同時に、桜吹の部屋のドアも勢いよく開き、小さなロリータが飛び出してきた。

その素早さに、火舞と梅放歌は目を見張った。

まさかここにも達人が隠れていたとは。

謝銀凝は表情を変えずに言った。「やはりね。蘇陽は本当に崑崙山に行ったようね」

「知ってたの？」梅放歌は驚いて尋ねた。

謝銀凝は冷たい表情で彼女を一瞥した。「私は軍からの情報よ。それより、あなたたちはどうやってその情報を知ったの？」

謝銀凝にそう言われ、梅放歌と火舞は気まずそうな表情を見せた。彼女たちの組織は多くの人にとって神秘的ではあるものの、秘密ではない。謝銀凝は明らかに彼女たちの組織の...