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328話

はぁ——

蘇陽は頬を赤らめた桜吹を見て、悪戯心が湧いた。この冷たい小さなロリが、まさかこんな表情を見せるとは。恥じらいというよりも、恥じらい以上のものだった。

蘇陽は面白くなり、すぐさま桜吹の側に歩み寄ると、彼女の頭を軽く叩いた。「おい、まさか顔を赤らめるなんてな。爺さんにふわふわ笑ってみせろよ」

次の瞬間、彼は短剣で脅されていた。

桜吹というロリは刃物を扱う時、まるで稲妻のように素早く、気づいた時には既に彼の首に刃が突きつけられていた。

蘇陽の額から冷や汗がさっと流れ落ち、まさに恐怖そのものだった。

「桜吹、冗談だって。まずその刃を下ろしてくれ...