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220話

蘇陽が疑問に思うと、白茹はその日の蘇陽の「望診で時刻がわかる」と髭面の男に言った話を彼に伝えた。

「あなたは顔色だけであんなにたくさんの病気を見抜けて、それが望診でないなら、腰眼のツボが夜の十二時から一時に痛むことまでわかるなんて、これは三国時代の名医・葛洪の腕前ではありませんか?」

白茹は真剣な面持ちで言った。

蘇陽は白茹の分析を聞いて、最初は一瞬固まったあと、お腹を抱えて笑い出した。

公共の場でなければ、地面を転げ回って笑っていたことだろう。

「何を笑っているの?」

「前半の病状は確かに望診ですが、ほとんどは中年になれば誰でも抱える症状ですよ。きっとあなたも望診で何種類か見抜けるでしょう?...