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112話

「魂門穴、陽綱穴、意舎穴、胃倉穴、肓門穴、どうだ?何か感じることはあるか?」蘇陽が尋ねた。

「酸いような、しびれるような感じだが、痛くはないな」御座は笑みを浮かべて答えた。

彼の太ももは包帯で巻かれ、露出した背中にはまだ傷跡が痛々しく残っていたが、顔つきは驚くほど生き生きとしていた。

「足はどうだ?」

「昨日の足だが、メドゥーサ症状も少し良くなったようだ」御座は笑って言った。「もう片方の足も切り裂いてみないか?そうすればもっと早く治るかもしれん」

「それはダメだ」蘇陽は首を振った。「それでは気血が不安定になる。良いことでもあるが、良いことばかりではない」

「お前のあの酒は……」

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