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979話

「私はここの階の番人であり、巫術の塔の大巫師でもある!」老人の声には笑みが滲んでいた。

いわゆる大巫師とは、私が以前出会った大祭司や老神官のように、原始部族の中で最高の宗教的指導者のことだ。

どうやら先ほどの私の推測は間違っていなかった。この老人は確かに長年高い地位にいたのだ。それも普通の高位ではなく、まさにトップの座だ。

私は恭しく彼に礼を取った。

確かに、こういった神官や祭司のような老人たちに私は特別親近感を抱いているわけではない。だが原住民の習慣に従えば、この男の地位は皇帝にも劣らないものだ。必要な礼儀は示すべきだろう。無用な疑いを招くだけで、それは避けるべきことだ。

その大巫...