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977話

よく考えてみれば、幻境で見たあの絶世の美女は、まるで蕭晴や茜ちゃんたちの女の子たちを一つに集めたような存在で、私を虜にしていた。

だが結局、私はすぐに目を覚ましてしまった。おそらくこれも私の呪いと関係があるのだろう。

この煙は人を幻覚に陥れるが、つまるところ一種の毒素だ。呪いのおかげで私には抵抗力が生まれ、だからすぐに正気に戻れたのだろう。

見張りの女性と簡単に言葉を交わした後、私は上へと進み、螺旋状の木製の階段を登って九層目へと向かい、第八の試練に挑むことにした!

階段を一段一段上っていくうちに、京都全体に第八の鐘の音が響き渡り、下の竹塔の入り口には人がどんどん集まってきていた。

この高さか...