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967話

「こ、こ、これは……」

老人はまさに雷に打たれたかのように完全に茫然自失し、自分の指を噛みながら何かを呟いていた。一瞬にして何歳も老け込んだようだった。

「世にこのような謎があるとは、老いぼれは井の中の蛙、夜郎自大であったな!」

老人は思わず深く長いため息をついた。

私に完全に服したようだ。

そして私は、功も名も深く秘めたまま、さりげなく微笑み、次の階へと向かった。

外の世界で数々の科学教育を受けた現代の優秀な若者として、私の背後には無数の科学界の偉人たちがいる。辺境の地の小さな老人ごときが、何を持って私と比べようというのか?

今回はただいくつかの数学哲学の問題を投げかけただけで、この男を黙ら...