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951話

「召使に紹介状を渡したところで、私たちはようやく家の中に入ることができた。

家の中は薄暗く、鹿人族は室内で蝋燭の明かりを使うことを好まず、代わりに光を放つ鉱石、ムーンストーンを照明として使っていた。

そして、あの大学者のダラミは、白髪交じりの中年男性で、彼もちょうど家に戻ってきたばかりのようで、まだ上着を整えているところだった。

しかし、私たちを見るなり、ダラミ爺さんは非常に驚いた様子を見せた。

「さっき街中での皆さんの振る舞い、本当に衝撃的でしたよ。あの太った小僧がこんな凄腕の変わり者たちを雇えるとは思いもしませんでした！」

なるほど、先ほど街中であのヤギ髭と大立ち回りをしていた時、この老人...