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950話

「それに、私たちには銃があるんだぞ!」

私たちはすぐに馬車の陰に身を隠し、容赦なくこいつらに向かって発砲し始めた。

このヤギ髭の手下はたった十数人ほどで、しかも馬に乗っていた。私たちの銃声に驚いた馬たちはこんな事態を見たことがなく、あちこちに暴走し始め、自分たちの仲間に突っ込まないだけでもマシな状態だった。

茜と玉城瑶の射撃の腕前は見事で、あっという間にこいつらの手下十数人のうち半分が死に、残りの生き残りもほぼ全員が負傷した。

このヤギ髭一味はすっかり呆気に取られていた。

奴らは気勢を上げて現れ、一人一人が不敵に笑いながら私たちをどうこうしようとしていたが、結局はあっという間に私たち...