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937話

しかし、それで終わりではなかった。

心を持たない私が、死ぬどころか、信じ難い恐怖と激痛とともに、その掌サイズの胎児の死体が私の胸の血の穴から潜り込むのを目の当たりにしたのだ!

それは私の心臓を地面に投げ捨て、自らがその代わりに潜り込んだのだ!

私には感じることができた。この死んだ胎児が私の肉体と結合し始め、私の血液がその冷たい体内へと流れ込み、そして胎児の内側から漂う冷気が血漿に乗って私の細胞のすみずみまで広がっていくのを。

この瞬間、まるでアフリカから南極へ瞬間移動したかのように冷たくなり、全身が震え、眉毛さえも凍りつきそうだった。

それは魂の奥底から湧き上がる深い寒さ!

極限の恐怖!

この...