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935話

棺の中からその手に続いて、まさに恐怖そのものの死産児が這い出てきた!

一目見ただけで魂が抜け出るほどの恐ろしさだった。

掌ほどの大きさしかなく、普通の赤ん坊よりも小さいが、その恐ろしいほど青白い肌色と、不釣り合いに大きな頭は、何故か人の心の奥底にある恐怖を掻き立てた。

もちろん、それだけではない。私を最も戸惑わせ、思わず悲鳴を上げそうになったのは、この化け物の顔だ!

なんと……私と瓜二つだったのだ!

そう、まるで同じ型から作り出されたかのように、鏡に映った自分を見ているようだった。

より正確に言えば、かつての私の顔だった。

麓の都の大祭司に顔を改造される前の私そのものだ。

恐怖に震える心の中で...