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930話

事態はますます奇妙になっていく。

赤ん坊の部屋を出た私たちの目の前に、再び細長い円形の通路が現れた。

もちろん、先ほど通ってきた通路と比べると、この通路はやや異なっている。

なぜなら、この通路の両側には、多くの奇妙なアーチ型の扉があるからだ。

「前回、私たちはここまで来て、ほぼ全滅してしまった。両側のこれらの扉はどれも非常に恐ろしく、一つ開けるたびに、中から怪物が現れるか、あるいは奇妙な出来事が起こる…しかし、アブラの遺体はこれらの扉のどれかの向こうにあるとされている」

大男は顔色を少し青ざめて言った。明らかに、前回の痛ましい経験が彼の心の中によみがえってきたようだ。

「あの時、私たちは...