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907話

「これはね、私が板切れや壊れた家具からかき集めたものなんだ。合わせても七つか八つしかないけど、いざという時には大きな力を発揮してくれるだろう」

この小さなものが、私の手にかかれば人を殺すのに実に便利なんだ。

他にも棒のようなものもあるが、こちらは鉄の釘のように常に身に隠せるわけではないから、あまり役に立たないかもしれない。

私以外にも、茜も使えそうなものを見つけていた。彼女は廃材を利用してパチンコを作り上げたのだ。

もともと彼女は射撃の名手だから、これを使えば当然効果も悪くないだろう。

残念ながら、玉城瑶は普段から銃や刀に頼りがちで、今回はあまり適したものを見つけられなかった。仕方な...