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898話

私の体調はますます悪化していた。十分な休息が取れず、多量の毒素を吸収したため、呪いが毒物の侵入を防いでいるとはいえ、体内の毒はどんどん重くなっていた。

顔色は蒼白くなり、両手は止めどなく震え始め、ほとんど動けないほどの状態になっていた。

本来なら、私の状況は他の誰にも話すつもりはなかった。

一つには茜に心配をかけたくなかったこと、もう一つは小五郎という厄介な相手に警戒していたからだ。

しかし、今の状況では、もはや隠し通すことはできなかった。

「張お兄ちゃん、どうしたの!お願い、何ともないでって!」

茜は私をぎゅっと抱きしめ、涙をとめどなく流していた。

私は彼女の腕の中で横たわりな...