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852話

「この間ずっと、科瓦部族は月の都の人々が言う『荒』が封印した軍隊なのだと思っていた。

だが、突然思ったのだ。この伝説には別の解釈があるのではないかと。

様々な手掛かりが、この湖が荒とその従者を封印しているということを示しているようだ。

そして私の身に宿る呪いも、どうやら荒と切っても切れない関係があるようだ。

私は湖の底に潜って確かめる必要があると思う!

もちろん、これは非常に危険な決断だ。私の呪いがいわゆる荒と関係しているなら、その封印に近づくことは、まるで虎の口に自ら飛び込むようなものだ。

だが『死地に置かれてこそ生まれ変われる』という言葉もある。どこかに一筋の光明があるかもしれない。

今...