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842話

「三千人以上もの兵力、外の世界では大した数ではないだろうが、人口の少ない野人にとっては、極めて巨大な軍勢と言える。まさに百獣の王とも言うべき存在だ」

「神の使いである閣下、我々のこれからの行動について何かご提案はありますか?もしなければ、元の計画通りに進めさせていただきます」

この軍の将軍はエルクと呼ばれ、体格が丸々として、まるで猪のような男だった。

猪のような将軍は軍内で絶大な権威を持っているが、私に対する態度は非常に恭しいものだった。

もちろん、彼の恭しい態度は他の者たちに見せるための演技であることは明らかだった。今の私は神の使いという身分を持っているが、実際のところ、この男が心の...