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840話

「なるほど、君も我らが闇の部族の者か。どうやら神女様は、君をかなり重用しているようだな!」

関所へ向かう十数人の中から、誰かが話しかけてきた。

この話しかけてきた男は、この一団のリーダーで、筋肉質な体格の男だった。しかし、その表情を見る限り非常に抜け目なく、単に筋肉だけが発達して頭が働かないタイプではなさそうだ。

「まあね」

私は曖昧に数言葉を交わしただけで、それ以上話す気はなかった。今の私の心は落ち着いていない。もうすぐいわゆる「悪魔の湖」地域に向かうことになるのだ。果たして呪いを解く方法を見つけられるだろうか?

私の心は不安でいっぱいだった。

しかし、私の寡黙な態度に、この十数名の闇の戦士...