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815話

それは狂ったように飛びかかってきて、何度も私を噛みそうになったが、何とか辛うじて避けることができた。噛みつきは避けられたものの、鋭い脚刀から身を守ることはできず、あっという間に体中が傷だらけになり、血まみれになってしまった。

すぐに気づいたことだが、この相手の高速な近距離攻撃の前では、銃の効果は限られていた。私は思わずライフルを投げ捨て、二本の骨剣を構えた。

嬉しいことに、この骨剣の特殊な振動効果は、この大蜘蛛にも有効だということにすぐ気がついた。

骨剣で何度か突進を受け止めると、怪物の外殻がたちまち割れ、多くの破片が落ちていった。

その虫は苦痛に唸り声をあげた。その声はうめくような、...