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787話

月の城の中で、神殿の勢力はあまりにも強大であった。彼らの認可を得ることができれば、誰からも尊敬を得ることができる。

ここに滞在している間に、私はこの都市が麓の城とは大きく異なることに徐々に気づいていた。ここでは王権も力を持っているものの、神殿と比べるとはるかに劣っていた。

私が神殿に寵愛されているという噂が街中に広まったのを見て、ようやく私は侍女の媛媛ともう一人の男性使用人を連れて神殿へと向かった。

すぐに神殿の従者の案内で、いわゆる宣明殿に到着した。

この宣明殿は、名前は中国風に聞こえるが、実際の建築様式はかなり野蛮なものだった。全体が白い石で建てられ、多くの円形や曲線を主とした外観...