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777話

「私としては承諾しない理由もなく、すぐにその数頭の牛は強力な銃火の下で悲鳴を上げて倒れた。

数頭の牛が一瞬で命を落とすのを目の当たりにし、その貴族の男は驚きと喜びを隠せず、私に向かって親指を立てた。「勇士よ、神のような勇士よ、この絶望の杖は貴方自身が作り上げた神器なのですか?」

貴族の男はなんと敬意を表して私に一礼し、そう言ったのだ。

この男の身なりや側にいる従者たちを見れば、彼が城内で相当高い地位にあることは明らかだった。私のような外からやってきた田舎武士など、彼の前では物の数にも入らないはずなのに、この瞬間、彼が私に頭を下げたのだ。それほどまでに絶望の杖の威力に心を震わせたということ...