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748話

「自分が一体どこにいるのか、それも知りたいんだ」

しばらく会話をした後、私たちがいる場所は野人アナ族の領域だということがわかった。

このアナ族については地図で見たことがある。魔鬼の湖の近くだ。その事実に私は急に元気づいた。道を間違えていなかったようだ!

薬草を採っていたこの男女は夫婦で、男はウカ、女はアリンと呼ばれていた。

彼らの名前は、野人の言葉ではどちらも「息子が生まれますように」という意味だという。

どうやらこのアナ族も、封建的な男性優位社会のようだ。

二人は命の恩人である私に非常に感謝し、熱心に自分たちの家へ招いてくれた。

彼らの家は毒の森を出てすぐの小さな丘の上にあった。

典型...