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66話

私が穴に入れておいた死んだミミズの強烈な臭いは、きっと多くの魚を引き寄せるだろう。

潮が引くとき、美味しい奴らが穴に取り残されるから、そこを収穫するだけだ。

すぐに、水の中から大きな魚を一匹捕まえることができた。見たところ、伝説の海のニンジンとも呼ばれるハタのようだ。きっと絶品の味だろう。そのハタの他にも、カニが数匹と小魚や小エビもいくつか獲れた。

本来なら、私たち漁師のルールでは、小さな魚やエビは海に返すべきものだが、今は無人島に漂着して生き延びられるかどうかも問題な状況だ。だからこのルールは守らなかった。

私と蕭晴は大漁で戻り、二人とも気分は上々だった。

すぐに浜辺に簡易バーベキューコンロ...