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649話

「いろんな対策を考えてるうちに、時間はどんどん過ぎていった。

すぐに夜になり、看守がまた来て私を連れ出した。

今回会いに来たのはようやく知っている奴だった。あの野蛮人の貴婦人に仕える呪術師、あの毒を盛った男だ。

近づいて何か言おうとしたが、その男は私をじろりと見つめると、「ふふふ、思いがけないな。お前のような野蛮人にも運があるとはな。お前には良い日々が待っているぞ!」と笑った。

彼の言葉に首を傾げていると、何かを言おうとした口に布切れが押し込まれた。

連中は私を縛り上げ、外へと運び出した。

彼の言葉に、何か胸騒ぎがした。

秦小怜の動きがこんなに早いとは。あの野蛮人の貴婦人はもう買収されたという...