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618話

「ここは迷路だ!」

「どうやら私たちはトラブルに巻き込まれたわ。早く出口を見つけないと、死ぬことになるかもしれないわね」

玉城瑶が突然言った。

彼女の言葉に、私たちは皆驚いた。なぜそう言うのか尋ねると、玉城瑶は振り返って後ろを見るよう促した。

私たちが目を向けると、思わず呆然としてしまった。

私たちの後ろの道が消えていたのだ。

さっきまで通ってきた通路が、いつの間にか頑丈な壁に変わっていた。

夢を見ているのかと思い、急いで近づいて壁を押してみた。冷たい岩の感触があまりにも生々しく、これが幻覚でないことを思い知らされた。

「この迷路の壁には仕掛けがあるわ。自動で動くのよ!」

玉城瑶が小さな声で言...