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604話

「くそっ、この女、得失を天秤にかけてるみたいだな。俺を殺すかどうか考えてるんだ!」

所詮、俺を殺せば利点はある。少なくとも茜が俺のせいで彼女らの組織と溝を作ることもなくなるだろう。

だが今の状況では、俺はまだ玉城瑶たちのチームにとって使い道がある。この女は俺を利用して、この古い区域を探索したいんだろう。

くそっ、この二人の女、マジで俺を殺す気じゃないだろうな。

俺は数歩後ずさりし、警戒しながら彼女らを見つめ、口を開いた。「玉城瑶、よく考えろよ。お前ら二人だけで俺の相手ができると思ってるのか?」

俺の体は毒に侵されてないんだ!

玉城瑶たちは弱っている状態だ。本気で戦えば、勝敗はわからないぞ!

俺...