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603話

「急いで来て!何が起こったのか見てよ!」

そう言いながら、玉城瑶は自分の背中に刃物で軽く一筋引き、服に裂け目を作った。滑らかな肌が露わになり、その白さは眩いほどだった。

思わず見とれてしまう。くそっ、この女の体つきは本当に完璧だ。

唾を一つ飲み込み、私は近づいていった。

すると、彼女の雪のように白い背中に、腫れた塊が一つあるのが見えた。蚊に刺されたように見えるが、普通の蚊刺されより三倍も五倍も大きく、しかも普通の蚊刺されなら出血することはない。

「ナイフでこの肉を切り取って、早く!」

私の言葉を聞いた玉城瑶は、すぐに焦りを見せて言った。

聞いた私の心の中では感心せざるを得なかった。この女は本当...