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551話

「しかし、その後、諸葛亮はいい方法を思いついたんだ。この藤の鎧は火に弱いと」

私は目を輝かせ、急いで楚楚と可人に火矢で射るよう指示した。

だが、非常に落胆したことに、これらの藤鎧は何かで処理されていたらしく、なんと火を恐れず、炎で燃え上がることもなかった!

もちろん、この野人たちの藤鎧にも欠点がないわけではない。彼らが一様に寒そうにしていることに気づいた。皆の肌は冷えで真っ赤になっていた。

ただ、こうした屈強な野人たちにとって、この程度の厳寒では彼らの殺戮欲を変えるには至らなかった。

野人たちがどんどん近づいてくるのを見て、私も手の打ちようがなくなった。弾薬の消費を気にせず、猛烈に発...