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50話

「とにかく僕は完全に自分の感覚だけで動いていた。

要するに、気持ちよさそうなところを触り、柔らかいと思ったところを揉む。

彼女の頬、唇、耳たぶ、鎖骨、首筋、鎖骨と、下へ下へと攻め込んでいき…

すぐに、この女性の体のあらゆる部分を隅々まで探索し尽くした……

次第に、蕭晴の顔には恥じらいと情欲が混じった紅潮が浮かんできた。

彼女の乱れた瞳には、艶やかさの中に満足感が滲んでいる。

まさか、経験不足からくる僕の粗野な行為が蕭晴の反感を買うどころか、図らずも彼女の好みにぴったり合ってしまうとは思いもしなかった。

蕭晴の魅惑的な美しい瞳と見つめ合うと、体の中で何かが燃え上がるような感覚に襲われた。

僕は彼...