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49話

「優しくしなさいよ?」

「ふっ、本当は乱暴にされるのが好きなんじゃないのか?」

耳元から聞こえてくる蕭晴の甘く艶めかしい吐息は、この世で最も効果的な媚薬のようだった。

私は薄い茧のある指先で蕭晴の白く滑らかな肌を撫で、その絶妙な感触に心の中で快感が爆発した。

蕭晴は口では常に私の動きが乱暴だと強調し、まるで強制されているかのような表情を浮かべているが、私の腰にしっかりと絡みついた彼女の細い脚は、その内心の本当の気持ちを露呈していた。

ふっ、この口と心が一致しない小悪魔は、本当に手がかかるな。

私が両手で彼女の肌を一寸一寸優しく撫でている間も、蕭晴は決して大人しくしてはいなかった。

私の腰に絡み...