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472話

「二人ともここで待っていてくれ、すぐに戻るから!」

私が行くと言うのを聞いて、雲児はたちまち非常に怯え、涙目になって私の服の裾をしっかりと掴んで離そうとしない。

私は軽く首を振り、丁寧に何度も彼女を慰める言葉をかけた。

この子はやはりまだ幼いな。

舒児も怖がっているのは見て取れたが、私が何かしなければならないことがあると理解していて、自分で自分を励まして勇気を奮い立たせようとしていた。

「心配しないで、このキャンプ地から離れなければ何も起きないから。さっき周りに少し仕掛けをしておいたんだ……」

私はさらに二人に説明を加え、しっかり言い聞かせてから、急いでその場を離れ、昨日のヒョウを探しに向かっ...