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420話

「芸術!これは驚嘆に値する絶世の芸術だ!」

孫教授は顔を紅潮させて叫び声をあげた。歩きながら、極めて興奮した様子で、カシャカシャと絶え間なく写真を撮り続けている。

彼の顔に浮かぶ病的な紅潮を見て、私は背筋が寒くなった。この老いぼれの考えは本当に正常ではないのかもしれない。この甬道を見て、確かに美しいとは思ったが、心の底から湧き上がってくるのは、ただ寒気だけだった。

くそっ、一体何人の若い女性を殺したというんだ。この氷の層は極めて分厚く、私の目では端が見えないほどだが、その中には無数の遺体がびっしりと詰まっているように見える。

あの門番たちのいわゆる「氷の祭祀」とやらは、あまりにも残酷す...