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418話

実は先ほどの混乱の時、俺は隙に乗じて逃げ出そうと思っていたんだが、キャサリンはとっくに警戒していて、彼女が逃げる時も俺を引っ張り、銃を突きつけることを忘れなかった。

そのせいで俺は彼女にますます腹が立ってきた。銃を突きつけるのが好きなんだな、と心の中で思った。いつか絶対に思い知らせてやる、この女は本当に憎たらしい……

我々は少し休憩しただけで、予定していた方向へと進み続けた。暗い洞窟の中を進みながら、全員が神経を研ぎ澄ませていた。

突然、キャサリンがまた何か異変に気づいた。彼女は前方の最後の原住民を指さし、低い声で怒鳴った。「振り向きなさい!」

ところが意外なことに、その原住民は図々し...