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370話

雹が顔に直撃するよりも恐ろしい光景だった。

あの三人の野人たちは爆発の中心に立っていた。爆薬が炸裂した瞬間、彼らはほぼ体を吹き飛ばされ、直後に大量の岩石が狂ったように降り注ぎ、一瞬で彼らを下敷きにした。おそらく遺体はもう粉々になっているだろう。

奴らの悲鳴も、轟音と爆発音に掻き消されて、何も聞こえなかった。

この瓢箪口の小道も、ほとんど岩で塞がれてしまった。谷の中の野人たちは外の異変に気づき、奇妙な叫び声をあげながら飛び出してきた。

出てきたのは疤面(あばたづら)ともう一人の名も知らぬ野人だった。

この野人たちは交代制で狩りをしていたようだ。今日はあの三人が狩りに出て、疤面ともう一人は部落で休...